移動するキッチンリノベーションアイデア

リノベーションやリフォームでキッチンは移動可能?

リノベーションやリフォームでキッチンは移動可能?

リノベーションでキッチンの移動は可能?レイアウトや注意点を解説

キッチンは日常生活の中で仕様頻度が多いスぺースのひとつですが、狭く感じたり導線が悪と思うことはありませんか?
リノベーションやリフォームでせっかくキッチンを変えるなら位置や向きを変えたいと考えられていられる方も多いのではないでしょうか。
今回は、キッチンの移動を伴うリノベーションについて詳しくご紹介します。

目次

     リノベーションやリフォームでキッチンを移動可能?

    結論から言うと基本可能ですが、すべてのキッチンに当てはまるわけではなく、規則や間取りなどによって移動できる条件がある場合があるので事前に確認することをお勧めします。
    また、キッチンを移動することで、本体のみでなく壁や床を張り替える、コストも必要になります。
    では、どういったケースが出来ないか・移動例のメリットデメリットをご紹介していきます。

    出来ないケース①排水管・排気ダクト問題

    特に注意が必要となるのが、レンジフードとシンクです。
    レンジフードやシンクの位置自体の変更は容易ですが、そこから繫がる排水口や換気口の位置を移動しなければなりません。
    マンションの場合は、共用部分に繋がっているため、排水口や換気口を移動させることはできません。
    給排水管延長して繋ぐことが出来たとしても大掛かりな工事となってしまいますし、コストもかかります。

    出来ないケース②構造的にNG

    キッチンの移動は住宅の構造によって制限される場合があります。
    そのため、キッチンを移動した場合には元々あった排水口や換気口へ繋ぐことになります。
    しかし排気ダクトを通すスペースがない場合や、排水が流れる勾配を確保できなかったりする場合ですと床を上げたり天井を下げることになります。
    特にマンションの場合は床下スペースがないことが多く、移動したい場所に設置できないケースがあります。
    戸建ての場合、排水ダクトは床の下を通るので気になることはありませんが、天井を排気ダクトが通る場合には梁のようなものが見えてきますので、キッチン移動する際には、どの様にダクトが見えるのか、事前に施工会社としっかり確認しておきましょう。
    その他にも、マンションの築年数によっては、キッチンの移動ができないケースがあります。
    築年数が経っているマンションですと、移動する工事に耐えられるような造りでないことが多いからです。

    出来ないケース③マンションの規約

    マンションの場合は、近隣への配慮が特に重要であり、工事ルールが多くなります。
    また、マンション管理規約でキッチンの移動を禁止していることもあり得ます。
    いくら配管や構造面をクリアしていてもキッチンを移動させるのは不可能になります。
    リノベーションでキッチン移動を考えているなら、事前に管理組合への確認が必要です。

    キッチンレイアウト変更例

    ①壁付けキッチンを対面キッチンに

    壁付き型キッチンは比較的古めな住宅で採用されているタイプで、このタイプだと、リビングにいる家族に背を向けるかたちで調理することになります。
    そのため、対面式にして子どもや家族の様子を見ながら料理がしたいなどといった理由でこのケースはリノベーションで1番多いです。
    キッチンには色々なタイプがありますが、壁付けキッチンから対面キッチンにする場合は特に注意が必要です。
    もともとのキッチンと比較するとキッチンスペースが広がるので、ダイニングスペースが狭くなり使いづらくなったなどは避けたいですよね。
    対面キッチンにするメリットとでデメリットを簡単にお紹介します。
    メリット
    ・料理中も家族と楽しく会話できコミュニケーションがとれる。
    ・大人数で作業でき配膳がスムーズになる
    ・対面キッチンはデザインが優れているので、オシャレな空間になる

    デメリット
    ・窓や照明などは、移動する前のキッチンに合わせて設置されていますので、窓にかからないか、コンセントの位置は変えなくていいかなどを気にする必要があります。
    フルリノベーションでスケルトンにする場合は問題ないですが、キッチンのみの移動ですと、照明の追加や移動の電気工事代やコンセント追加費用もかかります。
    ・リビング・ダイニングが同じ一つの空間になるため匂いが広がる
    ・壁付けですと吊り戸がついていることがほとんどですが、対面にする場合多くの人がつけないため、収納量が減ってしまいます。


    マンションはもともと梁があるため、あまり気にならない方が多いですが移動する位置によってはとても目立つ位置にくる場合もあるため後悔しないよう、施工業者としっかり話う事が大切です。

    ②違う階に移動させる

    防犯面や日当たり面を気にされてキッチンの場所を1階から2階に移動させるというリノベーションもあります。
    そんなことできるの?と思われるかもしれませんが可能です。
    費用はかかりますが、1階にあったキッチンの真上であれば給排水工事が簡単にできる場合があるからです。

    メリット
    ・プライバシーを守ることが出来る。
    道路に面した家や隣との距離が近い住宅ですと視線や覗かれる心配があり、 昼間でもカーテンを閉め切って過ごしているといったお悩みがある場合、2階にLDKを設けることで、昼間カーテン閉めずに明るいリビングでくつろげるようになるでしょう。
    ・日当たりがよくなる。
    LDKを2階にすることで、十分な採光を確保することができ日当たりが良くなります。また屋根の形状によっては、天井を高くすることができより開放感のある明るいLDKとなります。

    デメリット
    ・上下の移動が大変。たくさん買い物をして重い荷物を2階まで運ぶことは大変ですし、老後に足腰が弱ってきた際の上り下りも心配です。
    また、階段の広さや形によって大型の家電や家具が搬入できないケースもあります。あらかじめ階段の幅や高さを測り、搬入できるかチェックすることが大切です。
    ・夏は暑くなります。日当たりがよくなる分部屋の温度が上昇することや、暖かい空気は上へと来るためエアコンが効きにくくなり電気代が高くなることがあります。
    良い断熱材を選ぶことで、暑さ対策を行うことができますよ。
    デメリットや将来的なことを見据えて2階にキッチンを置くか検討してくだい。 

    まとめ

    今回は、キッチンをリフォームで移動させる場合の注意点や施工事例などを解説してきました。
    ・キッチンを移動させることで、お部屋の印象や家事導線が大きく変わること。
    ・構造的に移動できないこともある。
    ・キッチン代のみでなくいろいろと工事費用かかること。
    リノベーションする前提で中古物件を探されているなら、キッチンのレイアウト変更がしやすい物件を選べばリノベーションのコストはだいぶ変わってくるでしょう。
    Nplus studioでは、物件探しからのリノベーションまで行っておりますので何がございましたらいつでもご相談下さいね。

     

    当社は名古屋市にてリノベーションを中心に不動産売買・設計・施工を行っている会社です。

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