リノベーション前に知っておきたい洗面台の種類
リノベーションをする際は水回りを新しくする方が大半です。
洗面化粧台は毎日身だしなみを整えたりするため、お掃除面や収納などの機能性にもこだわりたいですよね。
リノベーション後にああすれば良かったなど後悔しないように、今回は洗面化粧台にはどのような種類があるのか、またそれぞれの特徴についてご紹介していきますので参考にしてみてください。
目次
洗面台と洗面化粧台の違い
どちらも同じなのでは?と思われる方も多いですが、洗面台は手洗いなどが行える最低限の設備があり、トイレや玄関などについていることが多いです。一方洗面化粧台は、脱衣所などによくある、身支度がしやすいような鏡や収納機能が追加されたものを言います。つまり、鏡や収納機能があるかないかで区別されます。
洗面台の種類について
①ペデスタル洗面
洗面器を支えるために同素材でできた脚がついているタイプの洗面台。キャビネットが無く収納力は弱いですが配管が隠れ、すっきりとしたクラシカルな雰囲気になります。上下にキャビネットがついていないため圧迫感がなく、洗面所が広々と使えるメリットもあります。
ただし、取り付ける壁に補強が必要であったり、業者さんによってはペデスタル洗面を施工したことがない方もいるので、事前に取り付け可能か確認が必要です。
②セカンド洗面
洗面所とは別にあるコンパクトな洗面台をセカンド洗面台と言います。朝身支度で洗面所が込み合うご家庭や、タンクレストイレの普及によりトイレに設ける方が増えています。また、コロナ化により玄関に設置をご検討される方が多くなりました。洗面ボウルのみのシンプルなものから、鏡やキャビネットが付いているものなど種類も豊富にあります。
後から設置することもできますが、配管の工事が必要になるのでリノベーションする際に計画しておくことをおすすめします。
洗面化粧台の種類について
①ユニットタイプ
据え置き型となっており、一般的な住宅で1番採用されているものになります。
ユニットとは、各メーカーの規格のパーツが組み合わされているセット商品という意味です。
洗面ボウル、水栓、収納、鏡、照明、コンセントが基本セットとなっておりサイズや幅がある程度決まっています。
比較的お値打ち価格となっていますが、規格サイズが決まっているため洗面スペースに微妙な隙間ができてしまうことがあります。
②システムタイプ
ユニットタイプと構成は似ていますが、収納棚を自分好みに組み合わせ一体化することができます。
洗面化粧台の上や左右に収納棚を取り付けることで、大容量の収納スペースの確保でき空間の無駄もなくなるでしょう。組み合わせの自由度は高いですが、造作タイプと違う点は仕様や形をショールームで確認できる点です。
また同じ面材で収納を作ることができるので統一感がでます。
ただし収納をたくさん増やすと価格は造作タイプより高くなってしまうこともありますのでよく検討してください。
③造作タイプ
自分好みのカウンターや洗面ボウル水栓などを選び組み合わせることで他にはない洗面台を作ることができることが特徴です。
インテリアや洗面所スペースにピッタリ合うサイズにできるメリットがありますが、パーツごとに揃えなければならないので完成イメージが湧きにくいです。
事前に施工例などを参考にし、このようなイメージにしたいと施工店に伝えるといいでしょう。
また、ユニットタイプよりパーツや施工費かかるのでコストがかかってしまうこともあります。
収納機能がもたらす洗面台の利便性とその重要性
洗面台における収納機能は、利便性を大きく向上させる重要な要素です。現代のライフスタイルでは、限られたスペースを有効活用することが求められています。洗面台は日々の身支度や美容に欠かせない場所であり、クリーンで整理された環境は毎日の生活の質を高める要因となります。 収納機能の充実した洗面台は、化粧品やタオル、小物を使いやすく整理することを可能にし、煩雑な空間を解消します。例えば、引き出し式の収納や、壁面を活用した棚があるデザインは、見た目にもスッキリしており、利用時のストレスを軽減します。また、収納の位置やサイズを工夫することで、手の届きやすい場所に必要なアイテムを配置し、効率的な動線を確保できます。 リノベーションを考えている方にとって、収納機能を考慮した洗面台選びは非常に重要です。美しさと機能性を兼ね備えた洗面台を見つけることで、暮らしの質が大きく向上することでしょう。
洗面ボウルの素材について
洗面台にも洗面化粧台にも蛇口の水を排水口へと流す受け皿の役割があるボウルは必要です。そんな洗面ボウルは主に陶器、ホーロー、樹脂の3種類の素材できておりそれぞれの性質があるので簡単にご紹介します。
①陶器
お手頃価格帯で一般的に多くの洗面ボウルに使われている材質で、光沢があり美しく、傷もつきにくい特長があります。汚れが付きにくくお手入れが簡単ですがデメリットは、陶器のお皿などと同じように衝撃をあたえるとひび割れすることがあることです。また、大幅に破損してしまった場合は修復が難しいため、新しい洗面器に交換することになります。
②ホーロー
ホーローは金属素材の表面にガラス材の釉薬をコーティングし焼き付けたものです。ホーローは水に強く、臭いや汚れがつきにくい特徴がありキッチンなどでも使われ、水回りに向いています。耐久性が強く陶器のように割れることはありませんが、表面のコーティングが剥げてしまうと、金属素材部分が錆びてしまうことがあります。
③樹脂(人工大理石)
天然の大理石ではなく、アクリル樹脂やポリエステル樹脂を使用した人工素材です。樹脂は着色や成形が簡単にできるため、デザインやカラーバリエーションも豊富にあります。割れにくい素材なので小さいお子様がいるご家庭には安心ですね。しかし、お手入れ面で注意が必要で、たわしなどでゴシゴシ磨いてしまうと傷がつき、ツヤがなくなってしまうことがあります。
最後に
今回は洗面化粧台や洗面台の種類、また洗面ボウルの素材についてご紹介してきました。メーカーによって様々なデザインや素材があり、お家に合うものを選ぶのは大変ですが、毎日使う場所ですのでこだわってみてはいかかでしょうか。施工例もInstagramやホームページに掲載していますので、ぜひご参考にして下さい。
新しい洗面台で生活の質を向上させるヒント
洗面台は、実用性だけでなく、インテリアの一部としての重要性も持っています。まず、洗面台の種類についてですが、一般的には一体型、別体型、カウンター型の3つに分類されます。一体型はシンプルでメンテナンスが容易、別体型は組み合わせの自由度が高く、カウンター型はデザイン性が高いのが特徴です。それぞれのスタイルに応じて、洗面スペースの使い方も変わります。 次に、デザインの選択肢を見てみましょう。モダンなものからレトロなデザインまで、さまざまなスタイルがあります。特に、素材は木製や石材など多様で、好みに合わせて選ぶことができます。また、収納機能も重要です。引き出しや棚を備えた洗面台は、整理整頓を助け、使い勝手が良くなります。 新しい洗面台を選ぶ際は、これらのポイントを考慮し、生活の質を向上させるアイデアを見つけましょう。
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