結露・湿気のない快適な家の作り方
湿気が多い日本では、いつ壁紙にカビが生えてもおかしくはない環境です。一度生えてしまったカビは見た目を悪くするだけではなく、健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。各部屋の壁紙にカビが生えてしまっているため、リノベーションやリフォームでカビ対策をしたいというご相談も多く受けています。今回は壁紙に生えたカビの補修方法から予防方法までご紹介していきます。
目次
壁紙にカビが生える原因とは?
湿気の多い日本では、どの家庭の壁紙にでもカビが生える可能性があります。ほとんどの原因は湿気にあり、特に湿度が高い玄関や洗面所の壁紙は要注意です。表面だけに発生したカビならば簡単に補修することはできますが、下地にカビの菌が入り込んでしまった場合には対処が少し難しくなります。
特にマンションの壁紙にはカビが生えることが多いのです。その理由は気密性の高さにあります。
気密性とは建物の隙間の少なさを表し、気密性が高いと外の空気が室内に入ってくることがなくなる、もしくは室内の空気が外に逃げることがなくなるので、夏は涼しく冬は温かい住宅を作ることができます。
しかし、気密性の高い住宅とは言い換えれば、カビの原因となる湿度が室内にこもってしまうということです。気密性が高いマンションに住んでいる方は、定期的に換気を行いカビ対策をする必要があります。
結露を発生させない方法
実際にリフォームでそれを解消するにはご予算や工期に応じていくつかのパターンがあります。
ザックリ分けると下記のとおりです。
1.断熱の改善
2.水滴、湿気の対策
3.換気の改善
順番にご紹介していきましょう。
1.断熱の改善
まず第一に、室内の空気が冷やされる原因として、外気に冷やされた外壁がそのまま室内へその冷気を伝えてしまう事にあります。これは結露だけでなく、お部屋の寒さや冷暖房効率の低下にも繋がるため、断熱工事を行うのが最もお勧めです。壁は一度ボードを剥がして断熱材を入れ替えます。また、最も冷気が入りやすい窓は、サッシやガラスを交換することで断熱効果を高めることができます。マンションの窓は共有部として交換などが出来ない事が多くあるため、その場合にはインナーサッシを取り付けるのが効果的です。
2.水滴、湿気の対策
とはいえ、断熱改修には工期もお金もかかってきます。
「そこまでの時間と予算は無いのだけど…」という方には、壁を漆喰か珪藻土の塗り壁にするという手もあります。
クロスの場合、結露によって濡れてしまうと自然に乾燥するまでに時間がかかり、結果カビの温床になってしまう事になりますが、漆喰や珪藻土の場合は水滴がついても水分を吸い込んですぐに乾くのでカビが生えにくいのです。
それぞれの特徴として、漆喰は抗菌効果や自浄作用でカビの発生を抑えてくれ、珪藻土は調湿効果があるため、そもそもの空気中の水蒸気量を調節し、結露が起こりにくくしてくれます。
3.換気の改善
最後は最も簡単ですぐにでも実践できる方法で換気です。
そもそも結露は空気中の水蒸気量が飽和値まで達してしまう事で起きるため、換気をして湿気を外へ逃がしてあげる事も結露対策の大事なポイントです。特にマンションなどのRC構造の住宅は木造に比べると気密性が高く、意識して換気をしないとすぐに湿気が溜まってしまいます。
マンションにお住いのお客様でカビにお悩みのお宅へ行ってみると、給気口が締まりっぱなしになっているということもしばしばです。確かに給気口は開けていると音や冷気が気になるところではありますが、換気のためには基本的には開けておくのがベターです。先程お勧めしたインナーサッシですが、この換気という点で言うと諸刃の剣でもあります。戸建ての場合は別途で給気口や換気設備を設けられますし、マンションですと壁に給気口が設けられていれば安心ですが、まれに窓に給気口が設けられていることがあり、そういった窓にインナーサッシを付けてしまうと湿気の逃げ道を塞いでしまい、逆に結露の一因にもなることもあるため注意が必要です。
最後に
カビが住まいの中に発生してしまうと、大掛かりな対処が必要となってしまいます。
その前に、カビを発生させない工夫を住まいの中に行うことが大切。
湿気や結露、そしてカビとは無縁の住まいをご検討中なら、ぜひNplus studioにご相談ください。
素材選びがカギ!結露防止のための効果的な方法
結露を防ぐためには、素材選びが非常に重要です。まず、断熱材は高性能なものを選ぶことで、外気の温度変化を抑え、室内の温度を均一に保つことができるため、結露発生のリスクを減少させます。次に、内装材には調湿効果のある素材を選ぶことをお勧めします。例えば、珪藻土や漆喰などの自然素材は、湿気を吸収し、放出する特性があるため、室内の湿度を自然に調整します。 また、窓に関しては、ペアガラスやLow-Eガラスを採用することで断熱性が向上し、結露の発生を抑えることが可能です。さらに、通気性を良くするために、設計段階から適切な換気計画を立てることが不可欠です。これらの方法を組み合わせることで、快適で湿気の少ない住環境を実現しやすくなります。
実例紹介:結露対策で快適なお家に生まれ変わった事例
結露対策を施したリノベーションの成功事例をいくつか紹介します。まずは、東京都にある一戸建てのケースです。この家は、大きな窓による採光が特徴でしたが、冬になると結露がひどく、壁にカビが発生していました。そこで、断熱材を高性能なものに変更し、二重サッシを導入しました。その結果、結露はほぼゼロに減り、家の中が暖かく快適になりました。 次に、大阪市のマンションでのリノベーション事例です。ここでは、昔ながらの湿気の多い洗面所が問題でした。適切な換気システムを設置し、防水材を使用したことで湿気を大幅に軽減。さらに、収納スペースを見直し、使いやすさも向上しました。 これらの実例を通じて、効果的な結露対策が快適な住環境を実現することを示しています。私たちも、環境に優しく、健康的な住まいを目指して、リノベーションを進めましょう。
省エネと快適性を両立させるためのアイデア集
結露を防ぐためには、まずは家の構造を理解することが重要です。結露は、温かい空気が冷たい surfacesに触れることで水分が凝結する現象です。このため、断熱材の選定が重要です。高性能な断熱材を使用することで、室内温度を安定させ、表面温度が下がることを防ぎます。また、通気性の確保も重要なポイントです。適切な換気を行うことで、湿気を外に逃がし、室内の空気を常に新鮮に保つことができます。さらに、湿気を吸収する素材を取り入れることも効果的です。例えば、珪藻土や漆喰などの自然素材は、湿度調整機能を持っています。 省エネの観点からも、窓の二重サッシ化や防湿シートの施工が役立ちます。これにより、熱の逃げを防ぎ、冷暖房の効率を高めることができるのです。具体的なリノベーション事例を通じて、これらの方法が実際に効果を発揮することが確認されています。快適な住環境を手に入れるために、ぜひこれらのアイデアを取り入れてみてください。
あなたの理想の住環境を実現する!結露のない家づくりへの第一歩
結露を防ぐ快適家づくりには、まず結露のメカニズムを理解することが重要です。結露は、水蒸気が冷たい表面に触れることで発生します。これを防ぐためには、断熱性を高めることが基本的な対策となります。高性能の断熱材を選定し、隙間風を防ぐ気密施工を施すことで、屋内の温度を一定に保つことができます。 さらに、湿気の発生源を特定し対策を講じることも大切です。例えば、浴室やキッチンでの湿気対策には、適切な換気システムを設置し、こまめな換気を心がけると良いでしょう。また、建材選びも結露対策に直結します。吸湿性の低い素材や、防水性能の高い仕上げを選ぶことで、湿気の影響を軽減できます。 実際のリノベーション事例では、効果的な断熱施工と換気システムの見直しを行ったことで、結露の発生を大幅に減少させた家もあります。結露のない快適な住まいを実現するため、これらのポイントを押さえて理想の住環境を目指しましょう。
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