バリアフリーのマンションリノベーション

【バリアフリーのためのマンション選び】リノベーション時の8つの注意点

【バリアフリーのためのマンション選び】リノベーション時の8つの注意点

近年、バリアフリーの重要性がますます高まってきています。特に、マンションリノベーションにおいては、高齢者や障害者の方々が安心して暮らせる住環境を整えることが求められています。このコラムでは、バリアフリー設計を取り入れたマンションリノベーションのを行う際のポイントについて詳しく解説していきます。住まいのバリアフリー化は、ただ物理的な障壁を取り除くだけでなく、心地よい生活空間を提供することも目的としています。家族全員が快適に過ごせるような住まいを実現するために、どのような工夫ができるのか、一緒に考えていきましょう。

目次

    ■マンションのバリアフリーリノベーション

    高齢化社会となった現在、要介護や障害のある家族のため、また、将来介護が必要になったときに備えて、バリアフリーの住まい作りを考える家庭が増えてきました。中古マンションのリノベーションはその選択肢の一つといえます。

    リノベーションとは、既存の建物の機能や価値を向上させる大がかりな改修工事のこと。マンションの場合、いったん占有部分の全ての内装や設備を撤去し、リノベーション工事をします。注文建築のような感覚で、施主の希望や目的にあわせた設計ができるので、好みの内装や間取りのバリアフリーマンションを作ることができるのです。

    とはいえ、リノベーションによるバリアフリーマンション作りを成功させるにはいくつか注意したいことがあります。
    まず、重要となるのがマンション選び。マンションには、バリアフリーリノベーションに向く物件とそうではない物件があるのです。そこで、今回は、バリアフリーリノベーションのための物件選びと注意点についてお伝えします。

    ■バリアフリーのためのマンション選び8つの注意点

    バリアフリーリノベーションはマンション探しから始まります。バリアフリー化のためには、間取り変更や段差の解消が不可欠なので、そうした変更ができる構造なのか確認が必要です。さらに、専有部分だけでなく、エントランスをはじめ共用部分や周囲の環境のチェックも欠かせません。
    バリアフリーリノベーションに向いたマンションかどうかのチェックポイントは次の通りです。

    共用部分のチェックポイント

    □介助者つきで車いすが乗れる広さのエレベーターがある。

    □マンション前の歩道(または駐車場)からエントランス、エントランスからエレベーター、エレベーターから住戸まで段差なしで移動できる。

    □エントランスのドアのタイプ:自動ドアなら問題ないが、手前や奥へ開閉するタイプだと車いすでの出入りがむずかしい。

    □共用廊下は車いすで通れるだけのじゅうぶんな幅があるか。

    構造と専有部分のチェックポイント

    □住戸内の間仕切り壁は撤去できるかどうか。ラーメン構造なら、間仕切り壁を撤去して間取りを変更することが可能。

    □水回り設備の移動が可能か。構造上は可能でも管理規約により制限しているマンションがあるので、チェックが必要。

    □床下にじゅうぶんなスペースがあるか。古いマンションなどで、床下のスペースがあまりない場合は、水回りコーナーと廊下の間の段差が解消できないことも。

    □室内とバルコニーの段差をなくすため、バルコニーの床の高さの変更は可能か。バルコニーは共用部分にあたるため、管理規約の確認が必要。

    ■バリアフリーリノベーションで大切なこと

    中古マンションは物件数が多いとはいえ、希望の立地で以上の条件を全て満たすマンションを探すのはむずかしいかもしれません。このチェックリストはあくまで一般的なものです。障害がある方の障害の度合いや介護する人の負担、また家族としてのライフスタイルなどを考慮して、物件選びをしましょう。
    例えば、駐車場からマンションのエントランスまで多少段差があっても、エントランス前に車回しがあれば、問題ない場合もあるでしょう。逆に、障害ある方が自分で車を運転するなら、住戸〜エントランスから駐車場までバリアフリーであることが必須です。

    専有部分の工事についても、障害のある方の動きやすさや介護のしやすさ、ライフスタイルにあわせてフレキシブルに考えましょう。また、何を優先して、どこまでバリアフリーにしたいのか、施主としての要望をリノベーション業者にしっかりと伝えることも大切です。

    バリアフリー工事のトラブルでよくあるのが、施主と業者の間の認識のズレによるもの。施主は「バリアフリー」は家中の全ての床の段差をなくすことと理解していたのに対し、業者はできるだけ段差をなくすと思っていた、といった事例です。
    マンションによっては、構造や配管の関係から、完全に段差を解消することがむずかしい場合もあります。しかし、段差が残る箇所の使用頻度が低ければ、必要なときだけ可動式のスロープをつけるといったことも考えられます。

    事前に、業者に構造のチェックをしてもらうことはもちろんですが、施主として、解消したい問題と要望を明確にしておきましょう。業者とよく相談しながら工事のプランニングを進めるようにしてくださいね。

    ■最後に

    Nplus studioでは、物件探し・設計デザイン・リノベーション施工までをワンストップでお手伝いさせていただいております。お客様のライフスタイルに合わせたペットリノベーションを得意としております。ぜひお気軽にご相談ください。

    下記エリアで対応可能です。

    愛知県(名古屋市・一宮市・瀬戸市・春日井市・犬山市・江南市・小牧市・稲沢市・尾張旭市・岩倉市・豊明市・日進市・清須市・北名古屋市・長久手市・津島市・愛西市・弥富市・あま市・半田市・常滑市・東海市・大府市・知多市・阿久比町・東浦町・刈谷市・豊田市・安城市・岡崎市・知立市・高浜市・みよし市 など)

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